めがねの過矯正

パソコンの画面を長い時間見続けていると、頭痛や肩こりがおこったりしませんか。 その原因の一つは、めがねやコンタクトレンズが過矯正になっている場合があります。 ただしまずはじめに目や身体の病気でないことが前提になります。 メガネやコンタクトレンズの矯正度数を決める時、調節安静位がひとつのポイントとなります。 調節安静位とは、目がまったくピント調節することなく見ている状態のことです。 目がいちばんリラックスして見ている状態です。 通常メガネやコンタクトレンズを作成するとき、 調節安静位の距離を1メートル程度になるように調節することが、 目を疲れさせないために重要になってきます。 なぜなら今の生活環境にいちばんマッチしているからです。 遠くを見ている時間がほとんどなく、せいぜい数メートルまでの距離を見ている時間が ほとんどだからです。 ところが眼鏡店では、よく見えるメガネを作りたいとの心理から、 もしくはメガネが見えないとのクレームが起きないように、 調節安静位を無限遠に設定してしまうことがよくあります。 調節安静位を無限遠に設定すると、 よく見えるめがね・コンタクトレンズになるからです。 しかし調節安静位が無限遠のよく見えるめがねでは、 近くを見るときはいつも自律神経系動眼神経を働かせて ピント合わせを行わなければなりません。 近くを見る時間が非常長い場合、 たとえばパソコンでの作業やディスクワークを長時間する人ですね、 ずっと動眼神経が過剰に働いた状態が一日中続くことになります。 その結果自律神経系のバランスが崩れてしまい、 頭痛や肩こりになるのではと考えられています。 現代生活では、昔に比べて近くを見る時間がかなり長くなってきています。 調節安静位の距離を1メートル程度にしておけば、 動眼神経の働きが少しだけで済みます。 これで自律神経系を安静に保つことができるのです。 原因不明のつらい頭痛や肩こりが続く場合、 メガネやコンタクトレンズの度数が過矯正になっている場合が時々あります。 よく見えるメガネやコンタクトレンズの場合は、 本当に適正な度数であるのか、一度検査を受けるようにしましょう。 あとコンタクトレンズでは難しいですが、メガネであれば、 近くを見るための専用のメガネを作ることでも対応できます。 近くを見るためのメガネは老眼鏡だけではありません。 目の調節力は十歳位でピークを向かえます。 あとは年齢とともに衰えていきます。 まだ老眼鏡をかける年齢である三十歳台であっても、 強い近視の場合は弱い近視用のメガネを作ることも検討してみて下さい。 またメガネを外した裸眼で1m前後が見える程度の近視であれば、 室内ではメガネを外してみます。こんなことで頭痛が直ってしまう場合も 結構あったりするものです。

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