遠視は疲れ目になりやすい

遠視について

遠視とは、毛様体筋が一番緩んだ状態であっても、 屈折力が弱すぎて網膜の後ろにピントがある状態のことです。 めがねの過矯正で説明した安静位が、遠視では無限遠よりも更に遠くになります。 つまり裸眼であるのに強い過矯正になった状態なのです。 近くから無限遠までのどの距離でを見るにも、 ピント調節を行わないと見ることができません。

遠視は気づきにくい

ところが二十歳前後の若い頃までは、目の調節能力に大きな余力あります。 ピント合わせ用レンズである水晶体の厚みを調節して 焦点を合わせることができてしまいます。 本人は普通に見えていると感じるので、 なかなか遠視に気付かないことも多いのです。 遠視から受けるイメージとして、遠くがよく見えるのではと思ってしまいますが、 実際は無理やりピントを調節しているから、見えているのです。

疲れ目になりやすい遠視

軽度の遠視の場合には自分でまったく気付かないことも多く、 起きて目を開けて見ている限り、遠くを見るときも近くを見るときも、 常にピント合わせの筋肉を使い続けることになります。 だから遠視はとても疲れ目になりやすいのです。

遠視と老眼

遠視の場合と同様に、初期の老眼(老視)が始まった頃も疲れ目になりやすくなります。 しかし初期の老眼では遠くを見るときは、 目のピント合わせの筋肉をほとんど使わないところが遠視とは違います。 老眼が原因の疲れ目であれば、遠くを見るだけで毛様体の休憩になるので、 目の疲れが改善します。 ところが遠視が原因であれば、休憩時に遠くを眺めていても、 あまり目の休憩にはならないところが違うのです。

遠視が疲れ目になりやすい理由

遠視の人は近視の人に比べて毛様体筋を酷使しています。 VDT作業時には、調節性眼精疲労を予防するためにも、 弱い遠視用メガネ(もしくは弱い老眼鏡でも同じです)を掛けて作業するようにすると、 毛様体筋への負荷を下げることができるので、 目の疲れ、眼精疲労防止に効果が大きいです。

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